②セレブなママ達の謎…
あるとき、幼稚園の2階から、ひとりのセレブママがいつものドレスを着て降りてくるのを見かけしました。
他の先生に聞くと、2階でお人形作りの教室が毎日開かれているという。
どこかに子どもを預ける=ママは働いているのだと思っていた20代前半の私、まさかそのママたちが自分のいる保健室の2階にいたとは…
初めての小さい子ども達の相手に忙しすぎた私は、2階という場所があることすら知らなかった。
その後も、テニス教室に出ていて子どものお迎えに遅れたママがいたり、子どもたちは園のあと体操や英語、公文、絵画、はてはバイオリン等の習い事をしていることなどを知り、皆さん優雅にもお忙しく、とにかくすげぇなと思う毎日でした。
ビシっとキメたイケメン社長がデレデレの顔でフリフリの娘さんを見送る姿、
「いつかは故郷に帰りたいの」と言っていた真っ白いドレスを着たセレブママ、
お歳をいってからお子さんを授かったのであろうあろう年配ママは、いつもとても優しくそれは優雅だった。
ママたちによる文集にも我が子への沢山の愛情が詰まっていて、とにかくすげぇなとそれしかなかった。