③セレブの中にいるマイノリティ

勤めてしばらくすると、私は何人かの気になる子に出会い始めます。

幼稚園は家の人との関係も密で、どの子のお母さんは誰、というのがすぐに分かります。

いつも人の後ろにいて遠慮しぃのAちゃん。
彼女には両親がいなく、Aちゃんをどこに出しても恥ずかしくない子にしてあげたい！との祖父母さん達のお考えで入園していました。

元気さがハンパなく飛び抜けてるBくん。
彼のお母さんは「元ヤン」でした。

いつもＴシャツだったけど、たぶんそれはブランド物で、気負いもあったと思う。

文集の中に、勉強の大切さや人には優しさが必要といった彼へのメッセージが書かれていて、若いのにすごいな素敵だなって思った。

しっかり者のCちゃんDくん兄妹。
ママは亡くなったパパの家業を継ぎ奮闘していて、自転車に2人を乗せて毎朝爆走している園で唯一のママでした。
Dくんは機転の利く頭の回転が速い子で、私の仕事の手伝いができました。

ママが先生のEちゃん。
仕事柄Eちゃんを全く構ってあげられず、文集にも「ごめんね」しか書かれていなくて教師というのは大変な仕事なのだなと思いました。

園で気になる子もいわゆるセレブというより何かひと味違っていることが多かったのです。

次回、この幼稚園自体もある意味では特別な場所なのだと気づいたエピソードを配信します。

写真は、大学のような場所の敷地内で撮りました。

ニュージーランド、何もかもが広く、木も大きく、気持ちが良かったです！！

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では、また次回お会いしましょう☺️