特別支援学校

⑤特殊な学校の子どもたち👼

⑤特殊な学校の子どもたち👼

特別支援学校の保健室に勤めていた私、そこに通う子どもたちは本当に多種多様でした。

誰ひとりとして同じ子はいませんでした。
個性も障がいも、とてもハッキリしていました。

そこにいた100人近い子のうち、何人かピックアップして紹介します。

🌺Aちゃん
温泉旅館で働くお母さんが失踪したまま連絡が取れなくなっていました。「お母さんくる?」が口ぐせでした。

🌻Bくん
頻繁にてんかん発作がありました。大きな体で暴れる姿は怪獣みたいでした。だけど、「いい子だね、エライね」と言い続けるととても静かになるのです。

🌸Cちゃん
人と目を合わせたり声を発したりすることがありませんでした。文化祭で髪にお花を付けてもらい、ポーズをとっていたのが印象的です。

🌼Dくん
驚異の視力の持ち主でした。小さな動物のイラストを見て答えを当てる式の検査をしていたのですが、何メートル離れても秒速で答えることができました。

🌷Eちゃん
体が小さく、いつも笑っていて担当の先生にとても可愛がられていました。言葉を話すことはできませんでした。

今でも一人一人の様子が目に浮かびます。

施設と学校しか知らないみんなにとって、学校は大げさでなく他にはない貴重な場だったと思います。

行くと楽しいことがあり、褒めてもらえたり、一緒に考えてもらえたり、大切にしてもらえます。静かなのんびりした時間が流れていてマイペースに過ごせます。

これまで色々な目に合ってきた子たちでした。ここに来て、この時間だけでも、やっと穏やかに過ごせているんだ。本当によかった。毎日そう思っていました。

次回は、子どもたちがどんなことでこの場所に来ていたのか、書いてみたいと思います。

写真はニュージーランドのスーパーマーケットシリーズ、チョコです🍫

とにかくたくさん売られてました。
チョコ大好き💕

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では、また次回お会いしましょう☺️