特別支援学校

⑥どうしてここへ来たの?🏫

⑥どうしてここへ来たの?🏫

こんにちは😃

前回は、特別支援学校にいた色々な子たちのことを書きました。

学校は児童養護施設の敷地内にあり、当時このような形態の学校は全国に3つしかないといわれていました。

児童養護施設とは、様々な理由から親と離れて子どもが暮らす場所です。

みんながどんな経緯でここへ来たのか、書ける範囲で。

みなさんがどんな風に思われるか分からないのですが、少し心のご準備を。

まず、ほとんどの子は虐待が理由です。
施設に辿り着いた経緯は様々で(設定は若干変えてあります)、

小さい妹弟の世話をするため家に閉じ込められていた
近隣からの通報でネグレクトを発見された
夜中ひとりで歩いていて保護された

といった子から、

両親が服役中で育てられない、失踪していない

育児ノイローゼで育てられないという親御さんからの申し出により

中には、

親の心中に巻き込まれ自分だけ生き残った
養父からの虐待で他に家族はいない

という子もいて様々でした。持病のある子もいましたが、中には親から存在を隠されていて悪化しても手術を受けられない子も数人いました。

障がいがあって病気もあり、家族から疎まれ、治療もしてもらえずに施設の中だけで過ごす…

もしかしたら考えうるなかでもとても「不幸」といわれる部類にあったのかもしれない…

あまりに色々な事情をきくと、この子に障がいがあったから、状況をどこまで理解しているか分からないから、分からないとしたらよかった、と思ったりもしました。

だけど、みんなたしかに毎日を生きていました。

なにか、もうこれは以上どこにも行かなくていい安心感、ここから先にはもう落ちようがないというような不思議な安堵感がありました。

それから、毎日たくさん笑いがありました。
私もみんなといると心から笑えるんですね。

もう考えられないような悲しい状況にあって、他になんにもできることなんてないように思えるときには、

笑おう!

って思うんですね。
すると本当に心から笑えて、悲しみが癒される。

なんかそうゆうのをみんなしていたのかなと思います。

お父さんが手術の承諾をせず心臓病の治療を受けられずにいたダウン症のKくんの優しい笑顔を今でもよく思い出します。

…長くなりました。

写真は、NZのスーパーマーケット内にあるお菓子コーナーです。
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では、また次回お会いしましょう☺️