重度の障がいがあり、虐待を受けて施設にいる子どもが通う特別支援学校の保健室に勤め始めた私。
最初の1か月は、ただ固まっていたという話をしました。
それでも、だんだんとこの環境に慣れていき、馴染んでいき、大好きになり、大切な場所になりました。
この学校のことをいろいろ話していきたいです。
今日は、学校で過ごす1日を紹介します。
まず、朝は施設からみんながやってきます。
同じ敷地内の隣の建物から来るので信号や道路を渡る危険なし。
学校は木造で新しくあたたかいデザインで、普通の教室のような場所はなく、色々な場所に小さなスペースがいくつもあります。
子どもは小学部〜高等部まで90人ほど。
ひとクラスは多くても4、5人でそこに先生が1人か2人つきます。
校庭でラジオ体操をし、部屋に戻ってのんびりしてからその日の作業に入ります。
全てがゆっくりじっくり、淡々と、時間通りに過ぎていきます。
勉強のようなものはあまりなく、小学部はリズム遊びのようなもの、中学部はパズル、高等部は畑仕事をよくしていました。
お昼を食べらたらまた少し活動をして、終わりです。